目指せHQB! というわけで燃料生産地の情報集積はこちら。
> 目指せHQB! というわけで燃料生産地の情報集積はこちら。ボーリングマシンで新たな油田をゴリゴリ発掘する所を描きます。よろしくおねがいします。
名前が「シコウ」になっていて申し訳ないです。改めまして、キサルです。> > 目指せHQB! というわけで燃料生産地の情報集積はこちら。> > ボーリングマシンで新たな油田をゴリゴリ発掘する所を描きます。> よろしくおねがいします。という前置きはなんだったのか!?ボーリングマシンだとゆうみさんの絵とかぶっちゃうなーと思い精錬所を描いてみました。
> 名前が「シコウ」になっていて申し訳ないです。> 改めまして、キサルです。> > > > 目指せHQB! というわけで燃料生産地の情報集積はこちら。> > > > ボーリングマシンで新たな油田をゴリゴリ発掘する所を描きます。> > よろしくおねがいします。> > という前置きはなんだったのか!?> ボーリングマシンだとゆうみさんの絵とかぶっちゃうなーと思い> 精錬所を描いてみました。ありがとうございます。こちらのほうに関して、確かに燃料生産地の周辺環境として精錬所があるのですが、燃料生産地派生の燃料精錬所アイドレスを取得予定であることを考えるとちょっと温存したほうがいいかも、と思ったので生産地への掲載はいったん保留します。要点の開示後にまた協議したいと思います。
にぎやかしに1枚。過去に描いてた落書きからピックアップして修正しました。マップによると悪童同盟には海もありますので、そこに油田があってもいいかな、と。どちらも元の画像は700*500ですので、その範囲内で拡大縮小可能です。
> にぎやかしに1枚。> 過去に描いてた落書きからピックアップして修正しました。> > マップによると悪童同盟には海もありますので、> そこに油田があってもいいかな、と。> > どちらも元の画像は700*500ですので、> その範囲内で拡大縮小可能です。ありがとうございます。早速掲載させていただきました。最終的なサイズはみなさんと協議して考えたいと思います。
●藩王視察 そこは黄金の世界だった。 身を焼くような焦熱と、距離感など拒む広大な地平と。 ひたすらに続く砂の荒野は、この世の始まりから終わりまで変わった事がないようにただただ遠く広がっている。 そんな砂漠を一台のジープが疾走していた。 暴走といっていい。幾ら対抗車両がないとはいえ常軌を逸した速度は、容赦なく車体を跳ね上げ搭乗者を揺らす。「ちょ、悪童さん、飛ばしす――んぐ!」「バカ、松! 舌噛むって言っただろうが!」「いや、この速度で慌てるなっ――っでぇ!」 忠告を無視して二回も舌を噛んだ青年は、この世の終わりのような蒼白な顔でジープのドアにしがみついていた。 運転席の男は容赦なくアクセルを踏み込み、時間が惜しいとばかりに速度を上げる。 砂を蹴立てて走る車体は、遥か地平線を目指していた。 砂の山と砂の谷と。砂の風と砂の日差しと。 それ以外に何もない砂漠の、最果てのさらに奥を。「幾ら施設が稼働したからってはしゃぎすぎですよ」「うるさーい! 俺がこの日をどれだけ楽しみにしてたかしってるだろ――ぐ!」「わはは、悪童さんも舌噛んだ!」「松、後で殺す」「げげぇー! 俺が死んだら誰かが悲しみますよ!」 悪童屋――この広大な砂漠を一手に統治する男は、大人気なくも部下をどやしてジープを飛ばし続ける。 さっきからアクセルはベタ踏みでエンジンは悲鳴を上げている。断じてこの灼熱地獄で出すような速度ではない。 一瞬でも計器から目を離せば、ハンドリングをミスれば。ジープは安定を失って横転する。 なのに悪童屋はあらゆる状況を無視して2秒だけ目をつぶり、そして最上級の笑みを浮かべてこう宣言した。「よし、俺はもう悲しんだから大丈夫」「そんな儀礼的な悲しみはいりませんって!」「贅沢だぞ、松のくせにナマイキなー!」「えぇぇぇー、もはや何の話だったかもわからねぇ!」 言いあう二人の表情は言葉と裏腹に明るい。 彼らの目指す果ての果て。 そこには蜃気楼が立ち上り、今は見えない先に目的の地があった。 鉄でできた威容。 鋼を生かす血液。 燃料生産地。 悪童屋の念願であり、悪童同盟の悲願でもある施設が、ついに稼働したのだ。 遠目にも巨大な施設の姿を視界にとらえるにつれ、ふざけた調子だった青年の顔にも微笑が浮かぶ。「長かったですねぇ悪童さん。……いや、そうでもなかったのかな」「そんな事はどっちでもいいよ松。皆が頑張っただけだ」「ですね。いやー、藩王の視察に随行できるなんて俺も幸せもんだなぁ」「すぐつかまって一番暇な国民はお前だからな!」「うわ、デレのないツンがきた」「人は俺をツンキルと呼ぶんだぜ」「殺した後にデレるんですね」「死体は俺の敵じゃないからなぁ」「……悪童さんがあっという間に建国できた理由が分かる気がしますよ」 二人が軽口を叩きあう間にも施設は近づいている。 いつの間にかジープは舗装道路に乗り、正面ゲートを目指していた。 広大な施設からすればちっぽけな門の前には、黒山の人だかりができている。 近づくにつれてざわめきは大きくなり、減速するほど言葉は鮮明になり、停止した時には皆の声が一斉に響いていた。『いらっしゃいませ藩王閣下!』 日に焼けた肌で。 砂に汚れた顔で。 油に塗れた手で。 それでも眩しい笑顔で。 国民達は、彼らの主を歓迎した。 彼らが――彼らの仲間達が、この施設を作り上げたのだ。 ジープから降り、初めて燃料生産地にたった悪童屋は沈黙して一同を見渡し。 息を呑む国民を前にして、施設の隅々までに視線を走らせ。 青年が苦笑して車から降りた瞬間、「皆〜! よくやってくれた!」 破顔一笑して一同に駆け寄った。 歓声がわく。 まるで爆発するように広がる声は、騒ぎとなって施設にまだいる作業員達にも伝染して行く。 施設が震えていた。 それは駆動音と一体化した歓喜に等しい。「あーあ。悪童さんも人が悪いなぁ。タメなんか作らなくても……ってアレは素か」 オマケとしてついてきて見事に置き去りにされた青年は、藩王を胴上げして施設の奥に消えて行く群集をゆっくりと追っていく。 どうせこのまま皆が満足するまで揉みくちゃになるのは分かっている。「胴上げって続くと酔うよなぁ。ファイト、悪童さん」 今日ぐらいは忙しさを忘れてバカ騒ぎも悪くない。 そんな事を思いつつ、青年は提げた水筒に口をつけて天に掲げた。「同胞の偉業に、乾杯」 施設はまだまだ沸いている。 今日だけは全ての労苦を忘れて楽しもうと、全力で叫んでいる。 この砂漠のように戦争は続く。 果てしなく、果てしなく、水のように命を吸って、延々と。 その悲しみを止めるために一人の男が建てた国。 それが悪童同盟。 夢と心意気で動く国はこうして新たな一歩を踏み出した。 その行く末を知る者は、どこにもいない――。
あのよくわからないホースみたいな物体は一般であれば余分なものを燃やすところを・ホースで地下に戻して圧を高くし、燃料を噴出させる為に使う・燃やすと環境汚染になるので外に出さないようにするってな感じで描きました。だからあんなヘンテコ物体になったんですねぇ(ホントの話そのへんを設定文に盛り込んでいただけるといいかなーと。他にもっといい使い道があったらそれに変更してください>ホース的な物体
HQBを狙うので、提出は増強が終わるまで待つようにとの藩王からの指示が出ました。まちがって提出しちゃった(あはwってことにならないようにお願いしますー。
●燃料生産地 戦争続きの世界を放浪してきた悪童屋は、自国を作るにあたって様々な事案に頭を悩ませた。 特に大きくのしかかったのは燃料問題だ。何を動かすにも燃料は必要で、燃料が足りない所に戦力を持ってきてもそれはただの鉄クズでしかないからだ。 戦力と燃料と。目指す勝利を手に入れるためには、両者のバランスのとれた供給が必須だった。 だから。勝つ事を信条とする悪童屋が燃料生産地を自国の立地条件に織り込むのも当然の流れと言えた。 そうしてまだ国民とも呼べない悪童屋の仲間達は各地に散り、艱難辛苦の果てに最終的な候補地を見つけるに至る。 比較的埋蔵量が多く、また近くに油田を新規開拓できそうな場所。奇跡としか言いようのない条件に、さすがの悪童屋も喜色をにじませ着工指示を出した。 動きだしてからはさらに早かった。探検者が武勇伝を語る暇もないほどの作業速度に、都市部開発担当の業者が腰を抜かしたほどだ。 悪童屋はとにかく急いでいた。焦りはしなかったが時間は本当に足りなかった。 人員の育成、都市の建設、各種情報処理に加えて共和国への出仕。激務と言うにはあまりに過ぎたそれをさらに圧迫するスケジュール。 藩王のいる場所こそ最もホットな現場、そんな冗談が本気にされるほどの殺人的強行軍の末に悪童同盟の燃料生産所は完成の日を迎える。 建国後間もない完成は国の歴史に残る記録的な大偉業だった。 急いだからといって手抜きなどしないのが悪童同盟のクオリティだ。 オーソドックスに都市部から距離をとり、油田から油井、精錬所、居住施設と必要最低限の設備をそろえた施設群は、主である悪童屋の方針を明確に受け質実剛健な造りをしている。 今となっては簡単に言えるが、作業当時は困難が山積みだった。 海底油田も同時に見つかったために作業箇所を分けざるをえず、寝床と食事以外の居住環境は後回しに作業は開始された。 砂漠と海。あまりに違い、そしてノウハウの蓄積が足りないという点では等しいこの作業は、国民を心身ともに疲弊させた。 それでも共和と愛国の念に突き動かされた彼らはよく働き、悪童屋の期待に応え見事な施設を作り上げた。 まるで一夜城のように生まれた施設群は、いまや悪童同盟の象徴的存在となっている。 今では生活機能はかなり改善されているものの、建設期の国民一丸となって苦境に耐えた気持ちを忘れないようにと盟主のモニュメントと記念碑が後日設置された。 物凄い勢いで悪童屋は嫌がったものの、周囲の好意と熱意に押されて沈黙。大多数をけしかけた一部国民をボッコボコにしたとかしないとか。 無事に稼働の日を迎えた施設は今日も元気に燃料を生産している。 メンテナンスに必要な人員は潤沢とは言えないが、作業に支障をきたすほどでもない。 建設期の激務に比べれば今は天国だと口にする作業者が多数を占めている。 ちなみに今地獄を見ているのは研究チームで、どうにか効率的に燃料を精製できないかと他国にまで足を伸ばす勢いで研究の日々を送っている。 目指すは共和国一の産油国! 戦闘やなんかはよそに任せてオイルマネーを狙うと豪語する悪童同盟の明日はどっちだ。
いいだしっぺなので書きました。―――奇跡なんてものは自分で掴むものだ 悪童屋が燃料生産地を見つけた時の言葉――― 夜の帳が下り、天空に月が昇り、月明かりが砂漠を照らしていた静かな夜。この土地にやってきて幾日がすぎたのだろうか…。ベッドに転がりながらふと考えた。 『立国』するという事を決めるのにそれほど時間は要らなかった。ただ、限られた時間はそれほど多くはなかった。メンバーについては急いで連絡をとりるしにゃん王国の『ゆうみ』、海法よけ藩国の突撃隊長『よっきー』、あとは『ゆうみ』が誘ってきた『ヨルクサ』だった…。だが、それだけでは立国の条件を満たせず挫折する所だった。そして、どこからか立国の話を聞きつけて伏見藩国の『松』が立国の手伝いにやってきた。これで立国できる体制は整った。しかし、それと同時に国の方針を『燃料生産地』の確保と定めた藩国民が立国の申請を進めている最中に俺こと悪童屋は『燃料生産地』の候補を見に国内を文字通り走り回っていた。やるからには共和国ナンバー1の燃料産出国になりたかった。候補地はいくつかあったが大規模な『燃料生産地』となるとその見極めは難しかった。俺は『立国』の準備で疲労の色が隠せない藩国民の手を借りたくはなかった。時間と予算を考えてボーリングは一回だけだった。海低にある『燃料生産地』の方は準備に時間が掛かるので少し遅れた。そして、準備から逆算して今日場所を決断する日がやってきた。 初めて掘るボーリングに自信などあるわけなかった。だが、ここまでついて来てくれた仲間はそれぞれ独自の調査書を俺に渡してくれた。『よっきー』が星を読み、『松』は地味ながら詳細のデータを、『ゆうみ』は地元の猫妖精などと交流して情報を集めてくれた。俺は皆の気持ちと己の勘を信じて地図に×印を書き込んだ。あとは『ヨルクサ』と仲間が突貫作業でボーリング機械を設置していた。 いよいよ、藩国の命運をかけたボーリング作業が行われるのだ…。そして、天空の月が姿を消し、東より太陽が昇ってきた。今日は熱い一日になりそうだ…。