取得を決めたアイドレス『独自兵器開発』作業進捗情況を報告する場所です。まだ、内容については検討中です。

メカがかけない人なので兵器はかけませんが、
工場を描くのは大好きなので、兵器を作る工場を描きます。
背景素材か、にぎやかしイラストとして使っていただけると。

兵器を描かれる方の注文に応じて描きますので、よろしくお願いします。

こっちはこっちでいい感じだと思います。

不在にしてばかりで申し訳ありません、チャットログ読ませていただきました。
今のところ、以下の機能をもりこめればいいのかな、と解釈しました。

・燃料気化爆弾を運搬可能
・ステルス性
・宇宙・地上で運用可能

他にもありましたら補填お願いします。
また、外見デザインに関してもご意見いただければと思います。

個人的なイメージをつらつらと書きます。
適当に取捨選択して使っていただければ。

・ペイロードを稼ぎたいので、機体サイズは現行機より大きめ。25m前後？あまりデザインには関係ないかも。
・ステルス性重視のために機銃は機体内部に隠蔽されている。地上攻撃用に口径はデカめ。30mmとか。
・ミサイルや爆弾の類も機体内部に搭載することでステルス性を確保。
・航続距離は増槽で稼ぐ。増槽はそんなにステルス性考えなくていいかも。
・エンジンは双発。レーダーによらない対空機銃の攻撃は確率論で被弾してしまうため。
・コクピット周りとエンジン周りは地味に装甲ある。とはいってもすずめの涙。
・ここまで書いてラプターの思想だと気づいた。

こんな感じです。他の人もブレスト的にがりごり案出してみてください。

資料としてWiki記事をあさってみました。

・ラプター
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/F-22_(%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F)

・翼平面系
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BF%BC%E5%B9%B3%E9%9D%A2%E5%BD%A2
→デルタ翼か全翼機、もしくは可変翼がいいかな？

・全翼機
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E7%BF%BC%E6%A9%9F
コンピューターによる姿勢制御が必須

・全翼機：YB-35 (爆撃機)
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/YB-35_%28%E7%88%86%E6%92%83%E6%A9%9F%29
プロペラ機

・全翼機：YB-49 (爆撃機)
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/YB-49_%28%E7%88%86%E6%92%83%E6%A9%9F%29
ジェット機

・可変翼機：B-1 (爆撃機)
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/B-1_%28%E7%88%86%E6%92%83%E6%A9%9F%29


個人的にYB-35に一目ぼれしました。イィ…
誰にも止められなかったら全翼機にしてしまいそうです。。

キー0000

開発用コードネーム：白夜号

開発主任：ヨルクサ
補佐：よき先生、松
工場長：キサル
（敬称略）

決定事項
・空を飛ぶ
・全翼機
・大型の戦略爆撃機
・戦闘時には主にステルスで敵地奥まで侵入して爆撃を行う。
・９ターンの空を飛べたら後は知らない、と藩王が豪語したとムリヤリ作る。
・燃料気化爆弾を積載
・B-2（http://ja.wikipedia.org/wiki/B-2）やYB-49（http://ja.wikipedia.org/wiki/YB-49）を参考にデザインする。

要質疑
・A-1：独自兵器に精霊回路を組み込むことは可能でしょうか（現在悪童同盟には避け藩国の未婚号の設計に携わった人間がおります）
・A-2：精霊回路を組み込むことが出来た場合、レムーリアで稼動できますでしょうか。
・B：航空機などを開発する場合、コパイの役割をＡＩにさせることで乗組員を減らすことはできますでしょうか。

検討事項
・あんまりないかも

とりあえず、この質疑はした方がいいのかな？

＞Ａ−１関連
　そういう事でしたら。
　自分は伏見藩国の出身なんですが、その辺を開発関係に盛り込んで何かしらのフィードバックを得られないかなーと。
　ＰＣ的にははじめてトモエで水泳して、フェイク２にも乗ってるんで技術的に多少影響を受けたような事は書いてええんちゃうかと思います。

　例えばですが、戦略爆撃機から余剰部分をパージして、フェイク２みたく超高速の突撃打撃できるような設定にしてみるとか。
　あくまで一例ですが、いっぺん会議で検討してみたいなーと思います。

●確認事項
　名前：白夜号
　形状：Ｂ−２タイプの全翼機
　性能：超長距離航行
　　　　ステルス
　　　　大型爆弾が搭載できるペイロード

　一応、現時点ではこんなトコかなーと思います。
　予定として、
　・精霊回路による機動補助
　・ＡＩによる管理補助
　が挙がっていますが、概ねＢ−２を踏襲した機体になってるのかな、と。

　現時点での個人的な興味のポイントは、
　・超音速巡航するの？
　・ＳＴＯＬとかＶＴＯＬは採用？
　・燃料気化爆弾以外の装備は？
　ぐらいでしょうか。


　ここで自分から提案があるのですが、形状選択式にしませんか？
　大型の戦略爆撃機or大型の戦闘機、のような運用がガラッとかわる二形態をとれるという感じで。
　追加装備次第で運用を完全にスイッチできるとかだと、幅も夢も広がるんではないかなーと。
　全翼機から比較的普通の戦闘機に変形する、というのはアニメ的なムリもあるかとは思うんですが、
　一応変形パターンを再現できる立体は手元のブロック玩具で作ってあったりします。
　ムリにとは言いませんが、単に爆弾落とす機体というだけでは勿体ないと思うので、
　この辺り一回検討したいなと思うのですが、皆さんいかがでしょうか（特に主任のヨルクサさん）

　

写メＵＰとかで見せてほしいなーと思いました。
（個人的趣味）

　せっかくなので国内に対するプレゼン的なページにしてＵＰしました（笑）

　http://www.geocities.jp/matualfa/henkei.html

キャッホゥ！
ｗｋｔｋだね！！

最終案が決まったら、こういうのんも作ってUPしたいなー
しかし文族なのがなー＞松

作り方教えてもらえたら、Jr.用のを拝借してオレががんばるか・・・。
自分で描くよりはできそうだｗ

一応提案するときはメリットとデメリットを同程度並べておいて欲しいな、と。

遅くなりましたが、以下、個人的な意見です。


＊特化性能について
特化性能は「隠蔽」を狙うつもりでいます。ステルス機ですものね。速度にはちょっと犠牲になってもらいます。
そしてステルス性能を狙うからには、「やさしい死神」の特殊にあるような「隠蔽に必ず成功する」特殊を狙おうと思っています。
なので見つかったときのことは考えていません。
見つかっても再度隠蔽判定を行えばセンサー頼りの宇宙空間や空中戦では確実に隠れれるかと。


＊武装について
一応考えてるところでは以下のとおりです（ステーションは5つか7つの予定）

・追加燃料タンク（増層）
・圧縮空気（宇宙用）
・短距離ミサイル（赤外線誘導）
・中距離ミサイル（レーダー誘導）
・フレアディスペンサー（微妙）
・偵察ポッド（いるかどうか微妙ですが、ステルスなので偵察機にはなるかなと。センサー増強と考えればありかな）

ミサイルは気化爆弾製にしたいところです。ＪＡＴＯは形状的に装備不能かと思ってますが勉強不足なのでなんとも。エンジンはB-2にならうならターボファンエンジンが４基です（ちなみにYB-49はターボジェットが８基）
短距離離陸はしたいなぁとか。
機関銃を固定武装でつけるかどうかは考え中です。宇宙を考えるとレーザーですかね。


＊その他
精霊回路は入れる予定でいます。
あと毛筆で機体に「悪童」のワンポイントを…

メモ：http://encyclopedia.masdf.com/pukiwiki.php?%A5%DE%A5%EB%A5%C1%A5%ED%A1%BC%A5%EB%A5%D5%A5%A1%A5%A4%A5%BF%A1%BC


以上です。

＞ヨルクサさん＆悪童さん
　了解しましたー。
　俺もとりあえず何か言わないと話が動かないと思ってやった事ですんで、今回の分は役目を終えたと思って取り下げておきます。

　明確なヨルクサさんの意見を聞けたんで、俺も安心して文章にとりかかれます（笑）
　・高い隠蔽性能
　・汎用な戦闘力
　・燃料気化弾頭（？）ミサイル搭載
　・宇宙での活動も視野に入れている
　あたりを念頭に入れて、近々素案を上げますね。

期待して設定分待ってます。よろしくお願い致します。

＞松さん
　現状だけでいうと可変機は基本的に評価が厳しくなると思われるので回避したいですね。あと、戦闘機と言うわけではないのですがな伏見藩国との聯合からケントと猫正式採用Ｉ＝Ｄと交換してもらえる話をしてますのでそちらでいきましょう。

＞ヨルクサさん
　概ね問題ないかと思います。爆撃機の特徴が猫士にあっていると思うわれるのでその方向で進めて貰って問題ないかと…。締め切りを設定して進めて下さい。

独自兵器はいい特徴ばっかり突っ込むと動かすが難しいものになる可能性があるのでいい特徴と欠点を内包しないといけないのです。そこらへんの事を考えて意見はして下さいね。
　
　

芝村さんの所に質疑いってきました。

要質疑
・A-1：独自兵器に精霊回路を組み込むことは可能でしょうか（現在悪童同盟には避け藩国の未婚号の設計に携わった人間がおります）

ＯＫ

・A-2：精霊回路を組み込むことが出来た場合、レムーリアで稼動できますでしょうか。

ええ。　ただ、形によりますが、例えば飛行機などは飛びません。

・B：航空機などを開発する場合、コパイの役割をＡＩにさせることで乗組員を減らすことはできますでしょうか。

ＯＫ

との事でした。作成の方宜しくお願いします。

質疑いただきありがとうございます。

白夜号は飛行機形態のため精霊回路によるレムーリア稼動は無理（おそらく理力エンジンが必要）とのことで、精霊回路は姿勢制御や速度アップ、装甲の増強などに使う方向でいこうと思います。
たとえば姿勢制御はコンピュータ制御とリューンの二本立てになるかと。
あとはリューンによるV字尾翼、展開装甲などを考えております。

ただ、これにより稼動範囲が狭まるといけないのでさらに質疑が必要かもしれません。
あれ、でも精霊回路って世界によっては動かなかったりしましたっけ。正しくかいてあればどこの世界でも動くんだったかな…？

＞よっきーさん
その辺どうでしょう？


ひとまず質疑案をおいておきます。

質疑案
・A-3：独自兵器に精霊回路を組み込むことにより、活動範囲はどのようになりますでしょうか。
A：特に制限はなく、独自兵器の動力源や形態により決定する。
B：特に制限はないが、精霊回路を使用出来ない世界では一部能力が制限される。
C：精霊回路を使用できない世界では活動不能になる。
D：その他

キー0000

　設定文章はあとでどうとでも変更できますので先にイラスト宜しくお願いします。

ぐるぐる考えていても仕方ないですしね、、
ひとまず、今あるラフを帰宅次第アップしようと思います。
調べれば調べるほどB-2すげぇなぁという感じで、どうしたものかという感じですが。


以下参考資料をおいときます。ラジコンがすごかったです。。

ttp://www.f5.dion.ne.jp/~mirage/hypams07/b2.html
B-2について

ttp://rcp.web.infoseek.co.jp/rc2_b2_2.html
B-2ラジコン

ttp://allabout.co.jp/travel/airplane/closeup/CU20011022A/
コラム

ttp://www.kadokawa-cc.com/product_info.php?cPath=21_25&products_id=134
とあるDVD

ttp://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1111755831
ホルテンHo-229との関係？

ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%86%E3%83%B3_Ho229
ホルテンHo-229

ttp://nyatampo.at.webry.info/200510/article_1.html
ステルスデザインについて

精霊回路は正確ならどんなものの上に書いても（物理域が許せば）動くだけで、
どこの世界でも動くという物体ではないはずです。
（士魂号の手に書かれた精霊回路はPCが絢爛舞踏になってゲートが開かないと効果を発揮しない）

まあニューワールドで動かす分には動くと思いますが、
個人的にはメインエンジンが止まってしまうような世界に迷い込んだ時に
回路のおかげで不時着だけはできる、くらいの限定的なものでええかと。

おお！？飛んでる！！
かっこいい！！

おお！！　こっちもかっこいいね！！

長くなるので子ツリーつくります。
ものによっては別のイグドラシルの設定文にしてもらうなりできるので
検討してみてください。

よっきー「産油国作りたいねんけど、誰か藩王やってくれへんかなぁ？」
ゆうみ「よきが摂政やるならオレ藩王やってもいいで。で、都道府県は？」
よっきー「そりゃ藩王の魂の故郷やろ」
ゆうみ「んじゃ大阪府？」
よっきー「ちょｗｗ西国人しか石油掘れないぢゃよ・・・なので猫」
ゆうみ「えーと、西の国境は・・・長野かｗ」
よっきー「アネさん藩王なら、いっそのこと福島というネタでどうかｗ」
ゆうみ「じゃあそれでｗｗ」
よっきー「具体的になってきたので下準備するかー」
ゆうみ「じゃあオレは人集めとくー」

／＊／

ゆうみ「って話が出たんですけど、いかがですか？立国にも関わってみたいとおっしゃってましたが」
悪童屋「ＯＫ！！　俺は全然ＯＫ！！　文章いるのなら早めに回して！！書くから！！天戸文族なのでいつでもかける。(笑)　俺一人で資格はまかなえる。(笑)　航空機作ろう！」
いまにも踊りだしそうな悪童屋を見たゆうみは、悪童屋の方が年上であるにもかかわらず、男の子はいいなぁ、と微笑んだ。
そのくらい悪童屋の表情は無邪気だったのだ。
ゆうみ「じゃあ、具体的な話ができたら連絡しますね」
悪童屋「うん！うん！」

／＊／

ゆうみ「と、いうことで航空機をだな、作ろうかと思うんだが」
よっきー「いいよ」
ゆうみ「しかしだな、オレなんかしらんけど護民官長を暫定でやらされてるから、藩王兼任はつらいにゃー」
よっきー「ふむー。じゃあどうしようか」
ゆうみ「あー。悪童さんを藩王にしたらいいんじゃね？悪童さんを大統領にしようの会もあることだし」
よっきー「まぁ誰でも好きにすればいいさ」

／＊／

ゆうみ「と、いうことで、悪童さん藩王でお願いします」
悪童屋「えっ！？ええええっ！？」
ゆうみ「他に押し付けられる人がいたらその方でもいいですよー。いらっしゃいますか？」
悪童屋「・・・。いません・・・」
ゆうみ「じゃあ決まりで。藩国名は悪童同盟にしときますね」
悪童屋「えっ！？なんで！？」
ゆうみ「悪童さんが藩王だから」
悪童屋「えっ、でも・・・」
ゆうみ「わかりやすくていいじゃないですかー（はっはっはー」
悪童屋「（がくっ」

／＊／

悪童屋「ゆうみさんごめん、広島に行かないといけなくなりました」
ゆうみ「謝る必要なんてないですよ。準備して待ってますから」
悪童屋「帰ってこれないかもしれません」
ゆうみ「あっはっは、悪童さん、貴方は必ず生還しますよ。賭けてもいい」
悪童屋「何を賭けるっていうんですか(笑)」
ゆうみ「僕を、ですよ。さぁ、時間がありません。行ってきて下さい！」
そして悪童屋は後輩たちを助ける為、広島へと旅立った。

／＊／

ゆうみ「おかえりなさい。ご無事で何よりです」
悪童屋「ご迷惑をおかけしました」
ゆうみ「いえいえ、大丈夫ですよ。それより・・・腹くくれましたか？」
ゆうみの問いに、一瞬だけ後輩たちを思い、遠くを見るような表情をして。
悪童屋「ええ。・・・国、作ろうか」
ゆうみ「ウス、準備はできてます。国民に号令を！」
悪童屋「立国開始！」
その日から悪童屋は変わった。

／＊／

そんな殆どゆうみの陰謀と言っても過言ではない経緯で、悪童同盟では航空機を作ることになった。

よっきー「航空機作るのはいいけど、誰が設計するんだよ」
ゆうみ「そのうち誰かみつけるさ。設計以前に、作れる人材を確保せんとな」
よっきー「まー、アネさんがそういうなら自己責任でやってください」
ゆうみ「あいよー！」

まず必要なのは、整備士だな。最悪パイロットは整備士から出せばいい・・・。
そう考えたゆうみは、整備士の育成に力を入れた。
少ない人員を有効活用すべく、整備のみならずフルスクラッチのできる人材を育てる事にしたのだ。
よっきーと松に資料収集と材料、工具の選定をしてもらっている間に、整備士に対しては地道な訓練を繰り返す様指示した。
結果、溶接に関してはプロが見てもどこを溶接した事がわからないぐらい完璧な仕事ができるまでになったし、ネジ一本持っただけで部品の不良を見つけられるまでになった。

ゆうみ「ペルシャの生産は、航空機を作る為の練習みたいなもんさ。このペルシャは他のどの国のペルシャよりも完成度が高いと思うぜ」
技師にはそう嘯いてみたももの、やっぱり伏見の機体はかっこいいよなー。完成度も高いよなー。と思うのであった。

そんなこんなで、名整備士や整備の神様が次々と誕生した。
I=Dも生産できた。
さぁ、次は航空機の設計だ。

開発主任に立候補したのはヨルクサ。

即刻基本設計を決める会議が行われ、必要な性能はこの３つ、ということになった。
・燃料気化爆弾を運搬可能
・ステルス性
・宇宙・地上で運用可能

ヨルクサ「外見デザインに関してのご意見もいただけますか？」
悪童屋「うーん、結構時間も経ってるし、案があったら掲示板に書いておこうか」
これ以外にもやらなければならない事は山積だ。
第一回目の会議は、悪童屋の言葉で締めくくられた。

／＊／

以下☆印は掲示板に貼り付けられたメモの内容

☆よっきー
『個人的なイメージをつらつらと書きます。
　適当に取捨選択して使っていただければ。

　・ペイロードを稼ぎたいので、機体サイズは現行機より大きめ。25m前後？あまりデザインには関係ないかも。
　・ステルス性重視のために機銃は機体内部に隠蔽されている。地上攻撃用に口径はデカめ。30mmとか。
　・ミサイルや爆弾の類も機体内部に搭載することでステルス性を確保。
　・航続距離は増槽で稼ぐ。増槽はそんなにステルス性考えなくていいかも。
　・エンジンは双発。レーダーによらない対空機銃の攻撃は確率論で被弾してしまうため。
　・コクピット周りとエンジン周りは地味に装甲ある。とはいってもすずめの涙。

こんな感じです。他の人もブレスト的にがりごり案出してみてください。』

☆ヨルクサ
『資料をあさったら全翼機にぼれしました。イィ…
　誰にも止められなかったら全翼機にしてしまいそうです。。』

そんなメモの貼られた掲示板を見たゆうみは、オレの出る幕じゃないなー、他の仕事やっとこー、と思った。

そして第二回目の会議。
その時のヨルクサによる議事録。

開発用コードネーム：白夜号

開発主任：ヨルクサ
補佐：よき先生、松
工場長：キサル
（敬称略）

決定事項
・空を飛ぶ
・全翼機
・大型の戦略爆撃機
・戦闘時には主にステルスで敵地奥まで侵入して爆撃を行う。
・９ターンの空を飛べたら後は知らない、と藩王が豪語したとムリヤリ作る。
・燃料気化爆弾を積載

要検討
・未婚号開発に携わったよき先生による精霊回路の組み込み
・コパイＡＩ搭載による乗組員減減少

その他検討事項
・あんまりないかも

／＊／

結局この日も確定せず、掲示板による案のやりとりが行われる事になった。

☆松
『自分はトモエで水泳して、フェイク２にも乗った事があるので多少の知識はあります
　戦略爆撃機から余剰部分をパージして、フェイク２みたく超高速の突撃打撃できるようなのはできませんか？
　ご検討よろしくおねがいします』

☆松
『●確認事項
　名前：白夜号
　形状：Ｂ−２タイプの全翼機
　性能：超長距離航行
　　　　ステルス
　　　　大型爆弾が搭載できるペイロード

　一応、現時点ではこんなトコかなーと思います。
　予定として、
　・精霊回路による機動補助
　・ＡＩによる管理補助
　が挙がっていますが、現時点での個人的な興味のポイントは、
　・超音速巡航するの？
　・ＳＴＯＬとかＶＴＯＬは採用？
　・燃料気化爆弾以外の装備は？
　ぐらいでしょうか。

　ここで自分から提案があるのですが、形状選択式にしませんか？
　大型の戦略爆撃機or大型の戦闘機、のような運用がガラッとかわる二形態をとれるという感じで。
　追加装備次第で運用を完全にスイッチできるとかだと、幅も夢も広がるんではないかなーと。
　全翼機から比較的普通の戦闘機に変形する、というのは設計上ムリもあるかとは思うんですが、
　一応変形パターンをミニチュアで再現しました。資料添付しておきます。
　http://www.geocities.jp/matualfa/henkei.html
　ムリにとは言いませんが、単に爆弾落とす機体というだけでは勿体ないと思うので、
　この辺り一回検討したいなと思うのですが、皆さんいかがでしょうか（特に主任のヨルクサさん）』

☆ヨルクサ
『一応提案するときはメリットとデメリットを同程度並べておいて欲しいな、と。
　
　遅くなりましたが、以下、個人的な意見です。
　
　＊特化性能について
　特化性能は「隠蔽」を狙うつもりでいます。ステルス機ですものね。速度にはちょっと犠牲になってもらいます。
　そしてステルス性能を狙うからには、「やさしい死神」の特殊にあるような「隠蔽に必ず成功する」特殊を狙おうと思っています。
　なので見つかったときのことは考えていません。
　見つかっても再度隠蔽判定を行えばセンサー頼りの宇宙空間や空中戦では確実に隠れれるかと。

　＊武装について
　一応考えてるところでは以下のとおりです（ステーションは5つか7つの予定）
　
　・追加燃料タンク（増層）
　・圧縮空気（宇宙用）
　・短距離ミサイル（赤外線誘導）
　・中距離ミサイル（レーダー誘導）
　・フレアディスペンサー（微妙）
　・偵察ポッド（いるかどうか微妙ですが、ステルスなので偵察機にはなるかなと。センサー増強と考えればありかな）
　
　ミサイルは気化爆弾製にしたいところです。
　ＪＡＴＯは形状的に装備不能かと思ってますが勉強不足なのでなんとも。
　エンジンはターボファンエンジンが４基です（ちなみにターボジェット８基案もあり）　
　短距離離陸はしたいなぁとか。
　機関銃を固定武装でつけるかどうかは考え中です。宇宙を考えるとレーザーですかね。
　＊その他
　精霊回路は入れる予定でいます。
　あと毛筆で機体に「悪童」のワンポイントを…
　
　ＭＲＦ（マルチロールファイター）の資料を添付しておきます。
　
　以上です。』

☆悪童屋
『＞松さん
　現状だけでいうと可変機は基本的に設計が厳しくなると思われるので回避したいですね。
　あと、戦闘機と言うわけではないのですが、伏見藩国との聯合から
　ケントと猫正式採用Ｉ＝Ｄと交換してもらえる話をしてますのでそちらでいきましょう。

＞ヨルクサさん
　概ね問題ないかと思います。爆撃機の特徴が猫士にあっていると思うわれるので
　その方向で進めて貰って問題ないかと…。締め切りを設定して進めて下さい。
　
　いい特徴ばっかり突っ込むと動かすのが難しいものになる可能性があるので
　いい特徴と欠点を内包しないといけないのです。
　そこらへんの事を考えて意見はして下さいね。』

☆松
『＞ヨルクサさん＆悪童さん
　了解しましたー。
　俺もとりあえず何か言わないと話が動かないと思ってやった事ですんで、
　今回の分は役目を終えたと思って取り下げておきます。

　明確なヨルクサさんの意見を聞けたんで、俺も安心して資料集めにとりかかれます（笑）
　・高い隠蔽性能
　・汎用な戦闘力
　・燃料気化弾頭（？）ミサイル搭載
　・宇宙での活動も視野に入れている
　あたりを念頭に入れて、近々提出しますね』

☆悪童屋
『期待して資料待ってます。よろしくお願い致します』

☆ヨルクサ
『ご意見いただきありがとうございます。
　
　白夜号は飛行機形態のため精霊回路によるレムーリア稼動は無理
　（おそらく理力エンジンが必要）とのことで、精霊回路は姿勢制御や速度アップ、
　装甲の増強などに使う方向でいこうと思います。
　たとえば姿勢制御はコンピュータ制御とリューンの二本立てになるかと。
　あとはリューンによるV字尾翼、展開装甲などを考えております。
　
　ただ、これにより稼動範囲が狭まるといけないのでさらに検討が必要かもしれません。　あれ、でも精霊回路って世界によっては動かなかったりしましたっけ。
　正しくかいてあればどこの世界でも動くんだったかな…？
　
　＞よっきーさん
　その辺どうでしょう？
　　独自兵器に精霊回路を組み込むことによる、活動範囲の確認をお願いします。
　　A〜Cのどれかだとは思うのですが・・・。
　　A：特に制限はなく、独自兵器の動力源や形態により決定する。
　　B：特に制限はないが、精霊回路を使用出来ない世界では一部能力が制限される。
　　C：精霊回路を使用できない世界では活動不能になる。
　　D：その他』

☆よっきー
『精霊回路は正確ならどんなものの上に書いても（物理域が許せば）動くだけで、
　どこの世界でも動くという物体ではないはずです。
　
　まあニューワールドで動かす分には動くと思いますが、
　個人的にはメインエンジンが止まってしまうような世界に迷い込んだ時に
　回路のおかげで不時着だけはできる、くらいの限定的なものでええかと。』


ゆうみ「あー、進んでるなーって！松！松！これはかっこええ！！！！」
不採用とか関係なく趣味だー！！きゃっほう！とはしゃぐゆうみ。
それを見てしまった部下はぎょっとして飛び退ったという。

自分のがあんまりにも軽いノリなので、
シリアスにつなげるために少し書き足しました。
まぁこれも半分実話なんですけど(笑)

●白夜号

▼開発前夜
　悪童屋は連日の激務でまいっていた。誰も見ていなければぎゃふんと言ったかもしれない。
　空は遠く、勝利は遠く、戦争の足音と滅びの歌声だけは刻一刻と近づいていた。
　勝つためには殺さねばならないが、殺すために戦いたくはない。
　極めて人道的な悩みの中で葛藤し、燃料気化爆弾の開発で悪童屋が血を吐きそうになっていた頃。
　悪童同盟の片隅で、ひそひそと話し合いを始める連中がいた。
　主だった者は三人。彼らの名をそれぞれ、ヨルクサ、よっきー、松という。

　悪童屋の夢は国産機を飛ばす事だ。
　戦争に勝つ事は大前提として、純粋に藩王が夢見たのは、自分達の手で作った機体で空にゆく事だった。
　だが、藩王の仕事は忙しく、決断するべき事は多かった。
　日々の煩わしさは視線を下げ、いつしか悪童屋は空を見る事を忘れかけていた。
　何よりも目先を見なければ、砂漠の小国はすぐにでも吹き飛びそうだったのだ。
　そんな折、悪童屋の元に例の三人が現れる。
　彼らが手にしていたのは、一本の図面ケースと分厚い計画書だった。

　取り出された図面には、ヨルクサのイメージスケッチから、ソレを具現化するに至る設計図までが描かれていた。
　計画書には、よっきーの手によるソレの仕様や運用思想が詳細に記されていた。
　そんな二人の後ろで、松は大アクビをしていた。
　悪童屋が、驚きの目でよっきーとヨルクサを見返した時。
　『悪童さん。そろそろ空へ行きましょうか。足は――いや、翼は今から作りましょう』
　松がそう言って、壮大な物語を語り始めた。

　『白夜号』
　そう名付けられた存在しない機体は、悪童屋の夢の形をしていた。
　戦いに歪んではいたが、確かにその設計図は国産機のものだった。
『どうせなら戦いをさっさと終わらせて、次は普通の飛行機を飛ばしましょう』
『そのための手段にも飛行機を使えば、多少は鬱憤も晴れるんじゃないですか？』
『とりあえず悪童さんがハンコをついてくれれば、後は全部運ぶようになってます』
　口々に言う三人を前に、悪童屋はただ静かに頷いて書類を通し、その日提出された物を持って居室に戻った。
　彼が感極まって泣いたかどうかは、誰も知らない。ただ、翌日から彼の瞳は変わった。
　輝きを取り戻すどころかその勢いで、今にも青く輝きださんばかりに空を見上げていた。

▼概観
　三人の提案した機体のコンセプトはシンプルだ。
　超長距離巡航による拠点の静穏なる爆撃。
　敵と出会わず、最小限で最大効率を上げるための殺戮。
　それは悪童屋の求めた、無邪気な国産機とはほど遠い。
　それは戦争と言う明けない夜に、欺瞞の光――白夜を呼ぶ凶鳥だった。
　だが、それでも。
　『白夜号』は、戦争を一日でも早く終わらせるという思いだけは純粋すぎるほどに具現化した、間違いのない悪童同盟の国産機だった。

　白夜号の兵器の分類としては戦略爆撃機であり、主だった性能は以下に代表される。
・高いステルス性能
・高度なＡＩ制御による安定した航行能力
・超長距離を飛べる大出力エンジン
・巨大な外見に相応しい、大きなペイロード
　シンプルなコンセプトと、それに応じた偏った性能。
　特に形状は特異で、全長２０ｍに対し、全幅５０ｍ、やたらに平べったく巨大な全翼機など、共和国のどこを見渡しても存在しない。
　色々な国民の意見は反映されたものの、最終的には主任のヨルクサ以外にはまともに理解できない代物となった。
　だが問題は中身ではない。整備士泣かせのその機体は、偏った性能だけは折り紙つきだった。

▼性能
【ヨルクサの場合】
　ヨルクサはゆうみがつれてきた、技族の青年だ。
　以前の経歴などには謎が多く、また、藩国にもいついるのかは定かではない。
　ただ、ふらっと現れては仕事をこなし、ふらっと消えていくその生き様はまるで妖精のようではあった。
　そんなヨルクサが開発に着手した機体、それが『白夜号』だ。

　元々、戦力が少なく有効な戦い方が見いだせていなかった悪童同盟には、乾坤一擲の一発を求める風潮が根強くあった。
　特に犬出身である松は接近戦に拘り、それよりはよほど見識のあるよっきーは爆撃機を欲しがった。
　当然ながら戦争するのに必要なのは、ロマンよりも現実性だ。
　ヨルクサが下した結論も爆撃機であり、さらに現実的な事に、少ない人員で運用できるよう装備のＡＩ制御を強く主張した。

　爆撃機に必要なのは、とにかく航続距離とペイロードだ。その上で安全であるのなら言う事はない。
　敵に気付かれずに安全に攻撃する事が重要であり、轟音をたてて超音速で突撃する必要はどこにもないというのが、終始一貫した軸となった。
　白夜号は、最終的に最低限の装備を加え、そこそこの汎用性を持って完成するものの、この初期構想を引きずったために最高速度や運動性で伸び悩むという欠点を抱えている。

　なお、採用され、初起動時点で開発完了していたオプションは以下の通り。
・追加燃料タンク（増層）
・短距離ミサイル（赤外線誘導）
・中距離ミサイル（レーダー誘導）
・バンカーバスター（燃料気化爆弾と選択式）
　また、実装には至っていないが、大々的な換装による宇宙戦への対応（圧縮空気の追加装備）や、機首の機関砲を実弾とレーザーで選択する事も視野に入れた設計になっている。

　こうして振り返ってみると、いかにヨルクサが『超長距離を巡航して爆撃を成功させる事』と『兵力の少ない悪童同盟の戦力増強』に気を配ったかがよく分かる。
　最終的に端にも棒にもかからない、汎用というには器用貧乏すぎる機体が出来上がりそうな所を、爆撃機としての性能を保持したまま他の火器を搭載できるようにした手腕は評価されるべきだろう。
　ただし、開発期間が短かった事もあって、結局爆撃機としての側面以外を生かせる装備はほとんどが倉庫で眠る事となる。


【よっきーの場合】
　よっきーは、同じ猫の国である海法よけ藩国からやってきた移民だ。
　おしもおされぬ摂政であり、悪童屋の信任篤く、内政に関してはほぼ一任されている。
　元が癖のある国に所属していただけあって、データ管理に長けており、また、ただのまじないにしか見えない特殊な知識も豊富に持っていた。

　元々、よっきーは前の国で未婚号の開発に携わっていた。
　そのため、機械の設計に対しては一家言がある。
　そんな彼がヨルクサの補佐として動き出した時、幾つか白夜号にこっそり織り込んだ性能があった。
　それは一言で言うなら、『どうせ安全性を求めるなら、とことんやってやろーじゃん』だ。

　ステルス性能の向上はヨルクサが機体形状から専用塗料の開発指示、排熱・排気機構の改善などであらかたやってしまっている。
　音・熱・電子などの方面において隠蔽能力を追求された機体は、飛行跡すら最小限にするための処置が施されており、その執念は常軌を逸していた。
　正直な所、有効打を与えるには目視による接近戦ぐらいしかないだろう。
　だが、よっきーは石橋を非破壊検査するぐらい念の入った男だった。

　機体開発はヨルクサが主導し、よっきーがアドバイスを与えるという形で進んだ。
　概ねにおいてヨルクサは優秀であり、よっきーが手を加えた箇所はあまり多くない。
　ただ、彼は完成したあとの機体塗装に関してのみ、その権利を主張して譲らなかった。
　ヨルクサは機首に『悪童』のマーキングを入れる事とステルス性塗料を使う事ぐらいしかこだわりがなかったため、よほど変なペイントでも入れない限りはという条件でこれを飲んだ。
　結果、完成したのは漆黒の機体だ。
　どこにもよっきーの主張した理由は見えない。
　それでも彼は得意げに、『本当の危機にだけ、ソレは分かるんですよ』と星見らしい迂遠な言い回しで微笑んだ。

　結論から言うと、よっきーは機体に精霊回路を描いていた。
　ただひたすらに、乗員が生き残れるように。
　浮遊付与と魔術的隠蔽というパッとしない意味をコレでもかと執拗に、ステルス塗装の下に描いたのだ。
　レムーリアでの機動兵器の悲惨な現実や緑による機械の無効化などを知る彼が、ひっそりかけたおまじない。
　ただの墜落ならばまだしも、とことん起こりそうにない事態への対策など、大きな声で言えるはずがない。
　だから今でも白夜号はただの黒いステルス機のままで、よっきーは図案に失敗して黒く塗り潰したのだという事になっている。


【松の場合】
　松は犬の国、しかも兵器開発で有名な伏見藩国の出身だった。
　冬の京時代には名ばかりの摂政を務めていた事もあり、初めて実戦投入されたトモエリバーで水泳をしたほど、機械との関わりが深い男だった。
　ただし、犬出身だけあってロマンを追いすぎる傾向が強かった。
　ヨルクサとよっきーが真面目な顔で機体コンセプトを考案している頃、超音速突撃だの可変機だのととりあえず実現性をどこかに置き忘れた話をしては微妙な顔をされていた。
　このあたり、犬と猫の文化の違いが如実に現れている。

　そんな松は、機体の開発に対してあまり手を出していない。
　規格が違いすぎて犬の知識はあまり役に立たなかったのだ。
　伏見藩王からオフレコで聞いていた機密をついうっかり口にしても、相手がソレに気付かないなどというのは日常茶飯事だ。
　まぁそういうもんだよな、と割り切って、松は開発者の中で一応は現場出身らしい意見を口にするに留まっていた。

　この役立たずっぷりは、白夜号のテスト飛行が始まるまで一貫して示され続ける。
　とりあえず誰もが口ごもる燃料気化爆弾の搭載を一番に言い出したのが、唯一の功績と言っていい。
　ついでのようにバンカーバスターの搭載まで提案しており、あまりの容赦のなさに開発スタッフは驚きを隠せなかった。
　『だって悪童さん、考えてても口に出し辛いだろ。勝つのに必要ならやるべきよ』とは彼の弁。
　夢とロマンだけで敵を滅ぼす兵器を作り続けてきた伏見藩国。
　そこの出身であり数々のＩ＝Ｄに乗ってきた男は、あっけらかんと大量殺戮兵器の使用を後押しして見せた。
　とても褒められた思考ではないが、戦いからロマンを剥ぎ取ればこんなものだと一番知っていたのも、彼だという話だった。


▼テスト飛行
　そうして完成を迎えた白夜号のテストパイロットは、特になんという事もなく松が努めた。
　ルージュの戦いではフェイク２に乗って従軍している。空戦機体の評価係として、彼以上の適任が他に存在しなかったのだ。
　他、同乗者として隠密戦のオペレーターに向いた猫が適当に選ばれた。
　誰もが固唾を呑んで見守る中、離陸後、高高度に到達した彼は機体を振り回し、整備兵が絶叫して開発者二人が苦虫を噛みそうな通信を送る事となる。

『遅い。重い。鈍い。静か過ぎて気持悪い。ドライブにゃ向いてるが一騎打ちなんぞできんなぁコレは』
『そういう機体なんですよ。ひたすら静かに通り抜けて、拠点を爆撃して帰ってくるんです』
『隠れ身はほぼ完璧なんだろうけどなぁ。なんというか、ケレンが足りんよ。旗立てて突撃とかできんし』
『ケレンで命が買えますか？　ロマンで戦に勝てるなら猫と犬の経済格差は出来てませんよ』
『違いない。まぁ、敵の弱点に痛打を入れるって意味じゃいい機体だな。……パイロットが、大量殺戮兵器を落とす覚悟があるんなら』
『それは燃料気化爆弾を搭載する前から――対地攻撃を視野に入れた時から、決まってるはずです』
『そりゃあね。ま、訓練で培えるものには限度があるんだが……。こんだけデキた機体だ。情け容赦なんか欠片もない運用を考えるとするよ。
　それにしても重たいなぁ。ドッグファイトのメソッドどうすっかなぁ』
『だーかーらーそういう運用は――』

　そしてこんなボンクラな会話を繰り広げつつ、燃料を使い切るまでテスト飛行は続いた。
　記録された最高速度はマッハをギリギリで超える程度、巡航速度はそれ以下。
　今や蒼穹号が存在する戦場においてかなり悲しい速度ではあったが、最終巡航距離は１万kmをゆうに超え、最高到達高度はもはや航空機の限界に近かった。
　この辺りの性能を見るに、やはり白夜号は爆撃が基本運用の機体だ。
　幾ら空戦能力を持てるとはいえ、あくまで護身用であり戦闘機として積極的に運用されるべきではない。

　このように、白夜号は悪童同盟の三人が中心となって、他の国民の資金提供や意見集約などの涙ぐましい努力によって完成した。
　燃料をバカ食いするというあまりに基本的な欠点を産油量でカバーし、ただの爆撃機でしかない火力を燃料気化爆弾で増強する。
　この機体には、お世辞にもロマンもケレンもなく、ましてヒロイックではない。
　質実剛健、初志貫徹。
　結局出来上がったのは、悪童同盟らしい目の瞑り方と強化を施された、待ち望んだ国産機。
　戦争を終えたら次の翼へと生まれ変わる、凶鳥と呼ばれる夢の雛鳥だった。
　輝く瞳の藩王は、複雑な胸中で機体を見上げ、そしてその先を思い描いて覚悟を決めた。

　白夜号は、発進の時を待って格納庫で眠っている――。

　皆様御疲れ様でした。無事に申請したアイドレスの申請できる運びとなりました。短時間で皆様には無理をさせました事深くお詫びすると共に感謝しております。
　今後ともよろしくお願い致します。