燃料生産地

就業パンフレットより

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『砂漠の国が大きく変わりつつあるな…。しかし、環境には配慮しろよ』
                   〜化学工場建設予定地での藩王のコメント〜

 悪童同盟は大量の燃料を採掘し、それを市場に流して外貨を得て成り立っている藩国でした。安定して燃料を得るために海底油田の発掘、太陽電池の開発と技術革新を続けてきました。
そして、今回は慢性的な資源不足を解消する為に燃料を原料として合成繊維、合成樹脂を製造するための化学工場の建設を計画しました。

 今までは採掘した燃料は全て悪童同盟にある精錬所に送られ、そこから品質の高い燃料を作り出して市場に卸していました。今回の化学工場では精錬された燃料をさらに手を加えて化合物に分離する事に成功しました。
これを皮切りに悪童同盟内では燃料に含まれている様々な化合物の分離する技術も確立、これらを大量に製造する為に化学工場の建設を決定しました。二次効果として新臣民の就職支援・自立支援とも重なり計画を前倒しに進める事ができました。

http://www.cano-lab.org/akudo/bbs/img/1221.jpg(89.6KB)(クリックで拡大します)

 次に行ったのは分離した化合物を触媒など用いて反応させ、別の化合物を抽出する為の実験です。これらは太陽電池を開発した施設の一画で行われました。
薬品棚に並べられた薬品を調合する者、プラントに移行するためのパイロット試験機械を整備する者などが実験区画で作業をしました。その結果、以下のような多種多様な可能性を見出す事ができました。

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◆樹脂系ライン
・熱硬化性樹脂繊維
・強化熱可塑性プラスチック(FRTP)
◆繊維系ライン
・ドライカーボンとケブラーの両方

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◆有機系
・アスファルト
◆無機系
・繊維強化セメント(塩化物イオンを丁寧に取り除いた砂を使う)

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◆基盤系ライン
・電気系液晶プラスチック
◆燃料電池セパレーター
・高強度薄型カーボン成型品

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◆繊維強化プラスチック
・ガラス繊維強化プラスチック (GFRP)
・炭素繊維強化プラスチック (CFRP)
・ボロン繊維強化プラスチック (BFRP)
・アラミド繊維強化プラスチック (AFRP, KFRP)

 当初、悪童同盟の化学工場はこれら全ての製品を同時に製造できるほどの規模はありませんでした。しかし、製造ラインを切り替える事で全製品を作れるように化学工場の設計図を随時変更する事で多品種を製造できるように工夫をこらし、完成に至りました。現在の化学工場は現状ある製品を全て製造できるように規模を拡大し、全ての設備を設置することができるようになりました。

 現在、これらの製品が破損した場合などの廃棄物は全て回収、再利用を推進し、100%回収を目標に常に技術開発が行われています。その為に、廃棄時に違った種類の素材を用意に分割・分類できるような工夫をこらしたり、分類した素材や分割しにくい複合素材を科学的に分離させて再利用する事を視野に入れた化学材料の開発を行っています。さらには自国の生産物だけに留まらず、他の物質に関しても同様に回収、再利用できるような循環型生産技術の開発を視野に日夜作業が進められています。

会議風景

――我等が藩国に不足しているのは資源である――

「じゃあ作ればいいんじゃないですか?」そんな言葉から始まった藩国会議。

「プラスチック、ねぇ・・・。なんか生活資材とか作るの?」
イメージがわかないな、という表情で悪童屋が腕を組む。
「まぁそれはもちろんできますが・・・プラスチックからは繊維製品もできますし、FRPにすれば軽くて強度のあるものができたりもします」
「FRPはわかるけども、繊維製品って?」
「アクリル、PP、ポリエステル、ウレタン・・・そんな呼び方に置き換えればご存知ですよね?」
「ああ、それなら」
納得した様子でうなづく悪童屋。
「もちろん、FRPの材料となる繊維も、燃料から生産できます」
?マークが頭の上に3つぐらいついている戒人に、テノレがわかりやすく説明する。
「うちの国ってすごいんだね!」
戒人のはしゃぎっぷりを見たよっきーは、こめかみを抑えながら「これからすごくする為の会議なんだがなぁ」とつぶやいた。

「構造材と言えば、アスファルトはどうですか?」
「ただでさえ暑い昼間を灼熱地獄にしようっていうのかい?」
キサルの提案に悪童屋が疑問を投げかける。
悪童同盟では、納得いかない事があればまず話し合う、というのが不文律となっている。
言葉に出さなければ分かり合えない。
何より、納得してやるのとそうでないのとでは、仕事の仕上がりが違うのだ。
もしかするとその疑問が重大な欠陥を指摘する事だってあるから、言われた方も疑問を真摯に受け止めて答えていく。
そうして結束を固めていくのがこの国のスタイルなのだ。

「一口にアスファルトといっても、結構良くなっているんですよ。舗装工事のロも低温で作業できるようなものもあって」
「最近は白いアスファルトも作れるから。石畳が作れない時なんかには、すごく有効なんですよね」
「へぇ、そんなものがあるんだ!」
「太陽電池パネルを壁に取り付けた建物の周りに白いアスファルトを敷き詰めれば、反射光も使ってさらに効率良く発電できるんじゃないかな?」
ゆうみはそう発言し、防砂の役割もしてくれるだろうしいい事づくめだと喜ぶ。
「そう上手くいくかは置いといて、だ。面白い話ではあるな」
採用するかどうかはさらに別の話ね、と、ゆうみに対しては特に厳しく切って捨てるのがよっきーだった。

ぱっと思いつくものが出尽くしたところで、他には何があるだろうか?と一同が資料をあさりだすと、ほどなくしてNEKOBITOが口を開いた。
「えーと、液晶プラスチックってのもあるそうですよ」
「な、なんなんそれ!?」
耳慣れない言葉に、ゆうみは思わず方言交じりで聞き返した。
「液晶プラスチックは・・・Liquid Crystal Plastic・・・液晶ポリマーとも呼ばれていますー。えーと」
「名前はいいから、どういう特性でどういう物に使われてるのさ?」
説明を続ける為に次のページをめくろうとするNEKOBITOを待ちきれず、せっかちなキサルが本を奪う。
「耐熱性があって、剛性があって、成型がしやすいのね。プリント基板やマイクロモーターの部品なんかに使えるのかー。意外に身近だ!」
「一口にプラスチックと言ってもいろいろあるんだな・・・」
「いろいろありすぎですね。いくつかのプラントに分けるとしても、ある程度絞った方がいいかと思うんですが」
よっきーの言葉に、そうだな・・・と、悪童屋は考えた。

「まぁ、うちに足りないのは建材とか構造材だから、FRP系の材料は作る方向で・・・」
「じゃあ、カーボン、ボロン、ケブラーあたりの繊維も生産しないといけませんね」
「オートクレーブ(高温高圧)処理したドライカーボンなら、航空機の翼にだってできますよね!」
メカ系の資料ばかり見ていた松が、待ってましたとばかりに飛びついた。
「航空機・・・!?それ、開発中のステルス輸送機に使えないか?」
元々は飛行機乗りを夢見ていた悪童屋の目が輝く。
「生産には手がかかりますが、一部にだけでも使えればかなりの軽量化が可能ですね。しかし・・・」
「コスト的に問題がある?」
「いえ、現有資産としては問題はないんですが」
二人の間に言い表せぬ空気が流れる。
「ステルス輸送機は量産化を考えた設計ではない、そういうことかな?」
「いえ・・・翼はかなり大きいですし、一般の航空機と違って特殊な形状ですから、クオリティを保てるのかという問題があります」

苦虫をかみつぶしたようなよっきーの表情と重々しい空気で会議が停滞するかと思えたその時。
それまで無言だったヨルクサが口を開く。

「オートクレーブ処理施設のサイズの問題なら、コンテナには使えるんじゃないのかな?」
「そうか!コンテナ自体を軽くすることで、積載量は同じでも性能が良くなりますよ!!」
何の性能を期待してかはさておき、松が張り切る。
「コンテナ用のラインでテスト生産をして問題点を全て出し尽くしてから機体用のラインを設計してもいいよ」
そのくらいの融通はきかせるさ、と、キサルも乗り気だ。
「平たい板から挑戦するなら、成功したテスト品を建築材料に流用できないでしょうか」
少しでも早くテント生活から開放してあげたいんです、と、りんくが懇願する。
「あやのさんの赤ちゃんが生まれた時に、かっこいい建物がいっぱいあったほうがいいよね!」

「まずは検討だけでもしてみてくれないか?機体の方も他の性能に影響がない様なら、即採用だ」
悪童屋の言葉は『技術屋としては挑戦してみたいが、摂政として軽々しい判断はできない』という立場で迷っていたよっきーの背中を押す為のものだった。
「わかりました。やってみます。じゃ、NEKOBITOくんよろしく」
「はい。え・・・・?そこで僕に振りますか!」
と、NEKOBITOがあわてるのを見て
「そりゃあ君、技族だから」
ずんばらりんと切り捨てられるNEKOBITOとは対照的に、よっきーの表情はいつもの笑顔に戻っていた。

「あ、ええと、松が操縦しても壊れないようにしてね」
テストパイロットが松なんだからそんなことは織り込み済みだと、またしても切って捨てるよっきー
ちぇーっ、と言ってすねるゆうみを見て豆腐がお茶を配り、一旦ティーブレイクとなった。


派生元のアイドレス
燃料生産地
派生先のアイドレス
なし

L:化学工場 = {
 t:名称 = 化学工場(施設)
 t:要点 = 薬品、プラント、分離
 t:周辺環境=工場
 t:評価 = なし
 t:特殊 = {
  *化学工場の施設カテゴリ = 国家施設として扱う。
  *化学工場の位置づけ = 生産施設として扱う。
  *化学工場の特殊 = 毎ターン生産フェイズに燃料が−15万tされるかわりに資金が+20万tされる。
 }
 t:→次のアイドレス = 化学兵器(兵器),シンセティック材料(イベント),触媒技術の発展(技術),湾岸工業地帯(施設)

燃料生産地のHQボーナスにより資源生産量が20→25に増加(根拠


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Last-modified: 2008-11-29 (土) 16:47:38 (4625d)