よっきーの手記/アイドレス回想録
前回は0ターン目に当たる建国に関するお話でしたが、今回は1ターン目のお話です。
前回同様によけ藩における僕の思い出について語ることになりますが、
当時の歴史の流れを左右するような物に関しては直接の関与の有無を問わず記述します。
……しますがまあ、僕も人間なので色々抜けているところもあると思います。
その辺りは笑ってスルーでもいいですし、ご指摘して頂いてもオッケーです。
さて、前置きも終わったところで本文へと行きましょう。
他国との国交が回復すると、色々な情報が入ってきました。
同時期に立国した国の数々やそれらにどんなプレイヤーが所属しているのか。
金さえ出せば通常は手に入らないような物を売ってくれる裏マーケットの存在。
大場という場所を探す謎の少年*1や、おそらくは異世界に住む少女*2の状況。
そして、ぎゃふんと言わせるべき相手であったわんわん帝國が我々と同様にこの世界へと逃げ延びて、
着々とその勢力を確保しつつあるということも。
しかしながら、建国がなったとはいえお互い国力には乏しい状況下にあり、
すぐに戦争が起きるとは誰も考えていませんでした。
生きるためにぎりぎりの生産力では戦争による莫大な消費には耐えられませんから、
それよりもまずは自国における食糧や燃料などの確保が重要だったのです。
それでも敵国の存在が明るみにでたことで国力の増強を急ぐ必要があるとは思うようになりました。
そこで、今までは危険だとして今まで誰も足を踏み入れなかった地域にまで部隊を送り込み、
さまざまなお宝を持って帰るいわゆる「冒険」が流行したのです。
冒険の内容や難易度、危険度などもさまざまでした。
よけ藩では藩王みずから先陣を切って「失敗すれば死」の冒険に挑み、見事お宝のソックスを持ち帰りました。
一方で摂政が温泉を掘り当てようとしたものの失敗に終わるという結果も残しています。
僕も危険度は低いものの冒険に出て地下油田を発見、燃料を持ち帰っています。
もしかしたらこの体験があったからこそ僕は悪童同盟に来たのかもしれませんね（笑）
他の国では埋蔵金や他世界へと通じていたと思しき遺跡、
さらには救命ポッドに乗って漂流していた探偵などを見つけた例があるようです。
そしてこの冒険の中でのある遭遇からこの時代の流れが急変することになったのです。
今回からゲーム本編についてのお話となりました。
このころから技や評価値などのファクターが公開されるようになり、
手記には記載されていませんがプレイヤー一同は計算にてんやわんやでした。
自動計算ツールを作ったり、レクチャーするためのページを作ったり……
いずれはその辺りについて回想録とは違う形で*3語ることもあるかもしれません。
それでは。
おまけ：
これらの冒険の内容は文書化しての報告と公開が義務化されていましたので、
今でも当時の報告書は各国の図書館などに行けば読めるようになっているはず*4です。
自国の冒険については知っていても他国のことについては知らない人も多いはず。
これを機に色々なところへ読みに行かれてはいかがでしょうか。
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